こんにちは、足軽こあら(@ashigaru_koala)です。
「初めて金ペンを買うのでオススメを知りたい」
「たくさん書いても手が疲れないペンを探している」
「長く使える万年筆が欲しい」
そんな方に読んでいただきたい記事です。
今回のお題は、プラチナ万年筆のセンチュリーのレビュー。
プラチナ万年筆のセンチュリーは金ペンの購入を考えたときに、候補に入ることの多い国産の万年筆です。
こちらの記事では、センチュリーの
- どんな特徴があるのか
- 実際の使い心地
- 実際の使い心地(特に細字の書き心地)
- 向いている用途
について、解説していきたいと思います。
それでは、いってみましょう。
足軽こあら
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基本情報
型番 | PNB-13000 |
長さ | 139.5mm |
軸径 | 15.4mm |
重さ | 20.5g |
ボディ | AS樹脂 |
オススメの使い道
センチュリーは勉強用に使うのが一番のオススメです。
その理由は、筆記感の硬さにあります。
センチュリーは、万年筆(特に金ペン)の中でもかなり硬くカリカリ感の強い書き味ながらインクフローがよく、走り書きがしやすい万年筆です。
計算問題を解くときに使ったり、法律系の資格試験などの手を動かすことが多い科目の勉強用に使うと、ストレスなく勉強に集中することができます。
センチュリーは書き味の変化を感じやすいペン先なので、使えば使うほど『なんか書きやすくなったな』とペン先が育つ感覚も味わえますよ。
本体も堅牢な作りでラフに使っても傷が目立ちにくく、長く付き合える『勉強の相棒』になってくれる万年筆です。
センチュリーの特徴
プラチナ万年筆のセンチュリーの購入を考えるときに覚えておきたいことは5つ。
- スリップシール機構
- 書き味は硬め
- 14金製ペン先は大きい
- 軸色が豊富
- 他のメーカーの14金万年筆と比べて、値上がりが早い
上記の項目を頭に入れておけば、『イメージと違った』ということがなくなります。
スリップシール機構
プラチナ製万年筆の最大の特徴と言えば、キャップを付けたまま放置していてもインクが1年間乾かない、スリップシール機構です。
インナーキャップにバネが付いていて、バネの力で機密性を確保しています。
スリップシール機構は、使う頻度が低い人、古典インクや顔料インクを使う人にオススメの機能です。
スリップシール機構の注意したいことは、『他社の万年筆と比べるとキャップが固く閉まる』こと。
握力が弱い人には少し開けにくいと感じるかもしれません。
また、機密性を保持するために本体には段差があり、持ち癖によっては気になる場合があります。
この辺は一度試し書きしてから、購入する方がいいかもしれませんね。
14金ペン先
センチュリーのニブ(ペン先)は14金製、いわゆる『金ペン』です。
今回レビューしている細字(F)は、硬めでしなりが少なく、カリカリとした書き味が特徴です。
金ペンに対する世間一般のイメージは、
- 柔らかくフワフワとした弾力のある書き心地
- サラサラ、ツルツルの書き味
世間一般の金ペンに対するイメージとは真逆ですね。
筆記感が硬く感じられるペン先は慣れるまで時間がかかります。
裏を返せば、自分に合ったペン先のコンディションが長続きするというメリットにもなりますので、一概に悪いことではありません。
ペンを立てて書いても、寝かせて書いても字幅はあまり変わらず、筆圧をかけても字が太くなりにくいので、どちらかと言うと速記に向いているペン先です。
一定の線幅で速く書くことができるので、普段使いや勉強用には重宝します。
細字は、5mm方眼に書いても余裕のある字幅。カッチリとした印象の筆記線で、文字に抑揚が出ないので、書写用に使ってもあまり面白味はありません。
まとめ
センチュリーは勉強用に最適です。
インクコストが安く、素早く長時間書いても疲れないセンチュリーは、勉強に向いてる万年筆の条件を満たしています。
万年筆で勉強するメリットで詳しくまとめていますので、こちらの記事も読んでみてくださいね。