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【比較】万年筆の黒インクを書き比べ!色の濃さ、滲み・裏抜け、耐水性を徹底調査!

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万年筆で書いていると、インクにもこだわりたくなりますよね。

特に、黒インクは使う場面を選びません。仕事でも、勉強でも、手紙を書くときも使えます。汎用性が高くて使いやすい色なので、一色持っていると便利です。

とはいえ、メーカー毎に色味も書き心地も違うのが万年筆インクの特徴。どれが自分の好みに合うかなんて、ある程度使ってみないと分からないというのが正直なところではないでしょうか。

今回は、国内メーカーの純正黒インクを使って、発色、滲み・裏抜け、耐水性を比べてみます。

それでは、いってみましょう。

こんな人にオススメ!
  • これから万年筆を使ってみたい人
  • 万年筆インクに興味がある人

比較の内容

国内3大メーカー(パイロット、セーラー、プラチナ)のペンと純正の黒インクカートリッジを使って比較しました。(参考:カートリッジインクを使うメリット 4選)

ペン先の太さはバラバラですが、なるべく筆記線が同じくらいの幅になるようにチョイスしています。

今回、使用した万年筆はコチラ↓

  • パイロット:カクノ M(中字)
  • セーラー万年筆:プロフェッショナルギア MF(中細字)
  • プラチナ万年筆:プロシオン  F(細字)

比較①:色の濃さ

コクヨのルーズリーフ
ダイソーのルーズリーフ

1位:セーラー万年筆

3社のインクの中で、一番黒かったのは『セーラー万年筆』でした。
セーラーのインクは濃くハッキリとした黒で、水濡れして乾いたところを観察しても、黒しか認識できません。
とにかく濃い黒で書きたい人には、セーラーのインクがオススメです。

位:パイロット

パイロットの黒インクは、セーラーほどの色の濃さはなかったものの、黒さが強いです。
少し太めのペンで書くと、グラデーションが出て、かっこよく見える字が書けます。

3位:プラチナ万年筆

3社のインクの中で、一番色が薄いのがプラチナ万年筆です。
色は黒というよりも濃い目のグレーに近い印象を受けます。
細めの字幅の万年筆でもグラデーションが出るので、万年筆の魅力を存分に楽しみたい人に向いています。

一番濃い黒はこちら

比較②:滲みやすさと裏抜け

コクヨのルーズリーフ(裏面)
ダイソーのルーズリーフ(裏面)

1位:プラチナ万年筆

インクの滲みと裏抜けが両方ともなかったのがプラチナのインクでした。
コクヨのルーズリーフに書いた場合はもちろん、ダイソーのルーズリーフでも筆記線が滲むことがなく、裏抜けもしませんでした。

2位:セーラー万年筆

インクは滲まなかったものの、ダイソーのルーズリーフに書いた文字は裏抜けしました。パイロットのインクほどではなかったのですが、結構気になるレベル。ダイソーのルーズリーフとは相性が良くないと言えそうです。

3位:パイロット

パイロットのインクはサラサラしているので、紙の質によっては後から読み返せないほど滲んだり裏抜けしたりします。
コクヨのルーズリーフでは、滲み裏抜けはほぼ気にしなくて大丈夫でした。しかし、ダイソーのルーズリーフでは滲みと裏抜けがひどく、視認性が良くなかったのが残念です。

滲みにくくて、裏抜けしにくいインクを選ぶならこちら

比較③:耐水性

水を落とした直後
乾いた後

1位:プラチナ万年筆

少し滲む程度で、ほとんど流れたり滲んだりしませんでした。少し濡れた程度であれば視認性も問題ないので、持ち運び用のノートなど外出用でも安心して使えますね。

2位:パイロット

水濡れして滲んだ場合は、赤紫色のシミができます。ただ、書いた後の文字が流れるほど水に弱いわけではないので、気を付ければ外出用にも使えます。

3位:セーラー万年筆

水を数滴たらしただけだったのですが、結構滲んでます。水がついたら短時間でインクが浮いてきました。視認性が悪くなるので、雨の日に外に持ち出すのは結構気を使いそうですね。

耐水性が高いインクを選ぶらならこちら

各社の特徴

今回の比較の結果をもとに各社の黒インクの情報をまとめました。

黒インクを選ぶ時の参考になればうれしいです。

パイロット

  • インクがサラサラしている
  • 三大メーカーの中で一番裏抜け・裏移りが多い
  • 紙と相性が悪いと、よく滲むし裏抜けする
  • インクフローが渋かったり擦れやすい万年筆に使う
  • 価格が安いのでコスパを重視する人にはいい

セーラー万年筆

  • 三大メーカーの中で一番黒い
  • 紙とペンの相性がある
  • 組み合わせ次第で滲んだり裏抜けたりする
  • 三大メーカーの中では一番耐水性がない

プラチナ万年筆

  • 三大メーカーの中で一番色が薄い
  • 黒というよりも、グレーに近い
  • 乾くのが早い
  • 乾くと耐水性が高い
  • 3社の中では、一番裏抜け・裏移りしにくい

まとめ:インクにも特徴があり、用途に合わせて選ぶべし

プラチナの黒インクは、どの実験でもとても優秀な結果でしたね。プラチナの黒インクを使って、滲んだり裏抜けした紙は万年筆には向かないと言えそうです。

個人的に想定外だったのは、一番耐水性がなかったのがセーラー万年筆のインクだったこと。

書いているうちに、よく手にインクが付くなと思っていましたが、手についた汗とかでインクが滲んでいたのかもしれないですね。

メインで使っているのがセーラーの万年筆なので、これから気を付けていこうと思います。

あらためて、実際に比べて記事にしてよかったなと思いました。

ありがとうございましたぁ。