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【レビュー】TWSBI(ツイスビー)GOの使用感 

こんにちは、足軽こあらです。

吸入式の万年筆を手頃な価格で販売している台湾のメーカー、TWSBI(ツイスビー)。

見た目も万年筆っぽくなく書き味も良いとあって人気なのだそう。

ツイスビーの万年筆はまだ店頭販売しているお店は少ないので、試し書きして買うのが難しい地域にお住まいの方もいるかもしれません。

書き味や実際の使用感などが気になってる方は多いと思います。

今回はそんな方に向けてエントリーモデルのGOをレビューしていきたいと思います。

製品情報

長さ133mm
太さ13mm
重さ17g
吸入量約1.4ml
ペン先ステンレススチール(EF・F・M・B・スタブ1.1mm)
カラークリア(透明無色)・サファイア(透明青)・スモーク(透明黒)

ツイスビーGOはどんな万年筆?

TWSBI GOは吸入式の万年筆を低価格で製造販売している台湾のメーカー、TWSBI(ツイスビー)のエントリーモデル。

キャップは嵌合式です。天冠にはTWSBIの赤いロゴが付いています。

キャップにはちゃんとインナーキャップが付いているので、インクの蒸発も心配ありません。

TWSBI GOはスプリングを使った見た目のインパクトが抜群の吸入機構が特徴です。

本国の台湾ではカクノのライバルという位置付けらしいのですが、つくりはカクノよりしっかりして丈夫そうな印象を受けます。

分解はできない

ツイスビーの万年筆は、自分で分解洗浄が出来ることも魅力の一つです。

ダイヤモンドとエコにはレンチのような分解用の工具が付いてきます。

GOはペン芯とペン先は簡単に外すことができますが、分解できないので工具は付いてきません。

なぜ買った?

一番の理由は、たくさんのレビュアーさん達から注射器みたいと表現される吸入機構が印象的で使ってみたくなったから。

やっぱり、気になったら試してみたいじゃないですか?笑

もともとダイヤモンドミニ持っていてとても書き心地が良く、他のモデルも気になったので買いました。

全体的な使用感は?

インクの吸入が楽です。

吸入式万年筆は尾栓をクルクル回し、中のピストンを上下してインクを入れるのが一般的なイメージ。

それに対して、ツイスビーGOはワンプッシュでインクを入れることができます。

スプリングの反発力を使ってピストンを持ち上げて吸入するので、短時間で大量のインクを吸い上げてくれます。

パイロットのCON-70コンバーターの吸引力を強くしたイメージ』と言えば、万年筆ユーザーの方には伝わるのではないでしょうか。

書き心地は?

グリップ部分は緩やかな三角形になっていて、指を添えるだけで自然と正しい持ち方になります。

エントリーモデルの万年筆にはよくあるデザインで、ラミーのサファリやパイロットのカクノなどにも同じ工夫がされています。

ペン先はステンレス製。

いわゆる鉄ペンです。

中字の字幅は太め

日本製なら太字くらいありそう

書き味は硬めでニブがしなる感じもありません。

サラサラとした書き味でインクフローが良く走り書きしても擦れないので、考え事してるときに重宝します。

インクによっては出過ぎて滲んだり裏抜けするので注意。

少し立て気味で書くとインクが出過ぎないので滲むのを防げます。

持つ角度によってスプリングの振動を感じることがありました。

気になる人は覚えておくといいかもしれません。

万年筆はキャップポストしたときのバランスも重要なポイントで、長さはラミーのサファリと同じくらい。

キャップポストするとバランスが悪く少し書きにく感じました。

ここら辺は好みの問題もあるので僕はキャップ付けないで使ってます。

インクとの相性

このモデルに限らず、ツイスビーの万年筆は全体的にインクフローがいい印象があります。

インクフローが良すぎて他の万年筆では気にならなかった滲み・裏抜けが起こりやすいため、まずテストしてから使うようにしましょう。

今回は中字を買い何種類かインクを試してみました。

パイロットのブラックとモンブランのミステリーブラックは滲みました。

ペリカンとセーラーのインクは大丈夫だったので、ツイスビーにはどちらかのメーカーを入れて使うのオススメです。

まとめ

今回は、台湾のTWSBI(ツイスビー)のエントリーモデル万年筆、TWSBI GOをレビューしてみました。

  • 珍しいインク吸入方式が楽しい
  • インクがたくさん入る
  • インクがたくさん出るので滲み裏抜けには注意が必要
  • ペンを立てて書くと書きやすい

4つの点を特にお伝えしたいです。

あと、お土産にも向いてますね。

ペン好きの方へ『台湾のお土産だよ』って、これを貰ったらとっても喜ばれると思います。

ありがとうございました。