こんにちは、足軽こあら(@ashigaru_koala)です。
万年筆のインクを買うときに、ボトルインクを買うか、カートリッジインクを買うか迷うときってありますよね。
今回は、カートリッジインクを使うメリットを4つご紹介していきます。
特に、初心者の方には万年筆に慣れるまで、カートリッジインクを使うことをおすすめします。
その理由は、カートリッジインクはボトルインクと比べると手軽なので、難しいことを考えずに万年筆ライフを楽しむことができるから。
それでは、いってみましょう。
カートリッジインクとは
まず、カートリッジインクがどういうものなのか分からないという方向けに簡単に紹介します。
メーカーごとに多少の違いがあるのですが、見た目はこんな感じ。
万年筆本体を買ったときに、だいたい付いてきますよね。
本屋さんとか大型スーパーの文房具コーナーでは5本とか10本セットで売っています。
カートリッジインクには規格がある
カートリッジインクには規格があります。
- 独自規格
- 欧州共通規格
大きく分けるとこの二つです。
この二つの違いは、他社製のカートリッジインクを使うことができるかどうか、ということ。
独自規格の万年筆は、他社製のカートリッジを使うことができません。
独自規格
日本の三大メーカー(パイロット・セーラー・プラチナ)のカートリッジインクは独自規格です。
海外メーカーだと、アメリカのクロス、ドイツのラミーなんかが独自規格を採用しています。欧州メーカーはみんな共通規格だと思っている人も多いみたいですが、全部共通ではないので、気をつけてくださいね。
欧州共通規格
有名どころでは、ペリカン、モンブラン、ウォーターマン、カヴェコが欧州共通規格を採用しています。中華万年筆など、聞いたことがないメーカーの万年筆に出会ったら、大体が欧州共通規格だったということが多いです。
カートリッジインクのいいところ
カートリッジを使うメリットは5つあります。
- 交換が簡単
- 持ち歩きしやすい
- 少量ずつ買えるので、好みの色ではなかったときのダメージが小さい
- 管理と保管がしやすい
交換が簡単
インクが無くなったらカートリッジを交換しましょう。
差し替えるだけですぐに終わります。
手は汚れないし、時間もそれほどかかりません。
忙しかったり、急いでいるときでも、数十秒あれば十分です。
持ち歩きしやすい
外出先で万年筆を使うときに、一番怖いのがインク切れ。
ボトルインクを持ち歩くのは現実的ではないので、インクの残量にはいつも気を使います。
カートリッジインクは、カバンの中に入れておいてもかさばらない大きさの箱に入っています。10本入りでもマッチ箱くらいの大きさなので、持ち歩きに便利です。
外出先での突然のインク切れが怖くなくなりますね。
少量ずつ買えるので、好みの色ではなかったときのダメージが小さい
最近の万年筆業界では色鮮やかなインクがブームになっていて、インク沼なんて言葉もできたくらいです。
特に、パイロットの色彩雫やセーラー万年筆の四季織は色数が豊富で、色彩雫は全12色、四季織は全20色のカートリッジが発売されています。
そうなると、買ってみたものの色が好みではなかったとか、イメージと違ったという問題が出てきます。
- 明るすぎる
- 暗すぎる
- 濃い
- 淡い
- 視認性が悪い
贅沢な悩みですが、感覚的なものなので万年筆を使うモチベーションに大きく影響するんですよね。
管理と保管がしやすい
最近のカートリッジインクは、インクの色が印字されているものが多い(特に日本製)ので、たくさんの色数を揃えても間違うことが少ないです。
パッケージがマッチ箱くらいの大きさで場所を取らないため、ボトルインクと比べても保管しやすいというメリットがあります。
まとめ
今回は、カートリッジインクを選ぶメリットを4つご紹介しました。
- 交換が簡単
- 持ち歩きしやすい
- 少量ずつ買えるので、好みの色ではなかったときのダメージが小さい
- 管理と保管がしやすい
今回お伝えした内容をおさえておけば、インク沼にはまっても安心ですね。
パイロットの万年筆を使っている方には、こちらの記事がオススメです。
インクブームの火付け役になったパイロットの色彩雫シリーズも、ついにカートリッジインクが発売されました。こちらもぜひ読んでみてください。
ありがとうございました。