こんにちは、足軽こあら(@ashigaru_koala)です。
今回は、鉛筆とシャープペンの中間の筆記具『芯ホルダー』の紹介です。
僕は普段から勉強道具として芯ホルダーを愛用しています。
何年もシャープペンを使い続けてきたのですが、シャープペンをやめて、芯ホルダーに完全移行しました。
その理由は、マークシート試験でとっても便利で大活躍するから。
芯ホルダーは、芯が紙に引っかかってポキポキと芯が折れることもなく、広い面積を塗りやすい。
筆圧が強くて同じような悩みを抱えている人には、ぜひ一度試してほしい筆記具です。
芯ホルダーとは?
芯ホルダーは筆記具としての歴史も古く、第二次世界大戦前から存在します。
鉛筆の軸に使用する木材の不足したため、金属軸で芯のみを固定する筆記具が開発されたのが始まり。
もともとエコな発想から生まれた筆記具なんです。
製図やデザインの場面で使われてきた筆記具で、安定感のある書き味が最大の特徴。
その理由は低重心のものが多くて芯が太いので、独特の安定感のある書き味が出るのです。
鉛筆とシャープペンの中間(いいとこどり!)
芯ホルダーがどんなものなのか説明するのはとても簡単。
『鉛筆の芯と同じくらいの太さの芯が入るシャープペン』です。
使い方もシャープペンとほぼ変わりません。
替芯も自分で好きなものを選んで入れることができます。
替え芯によって書き味(特に、硬さ)が変わるので、自分に合う組み合わせを見つけるのも楽しいですよ。
ノック式とドロップ式がある
芯ホルダーは芯の繰出しと固定の仕方で、大きく2種類に分けられます。
シャープペンとほぼ同様のノック式と爪(チャック)で芯を固定するドロップ式の2種類です。
ノック式
芯の太さ以外は、見た目も使い方もシャープペンと同じです。
書き心地を含めた、使用感もシャープペンとほぼ同じ。
普段はシャープペン派という人なら違和感なく移行できます。
手が大きい人や安定感を重視する人はこちらが向いています。
ドロップ式
芯をチャックといわれる爪で固定して使います。
機構がシンプルなため、ノック式のものと比べると細目で軽いものが多いです。
手の小さい人や取り回しのしやすさを重視する人はこちらが向いています。
いいところ
(鉛筆と比べて)筆記バランスが変化しない
鉛筆の宿命は、削るため長さが変わること。
短くなるので重心の位置が変わり、いずれ自分の手の大きさに合わなくなるときがやってきます。
一方、芯ホルダーは芯だけを削ります。
軸の長さが変わりません。その点が、一番の鉛筆との一番の違いです。
重心の位置が変わらないので、ずっと同じ筆記バランスで使い続けられます。
芯1本が長持ち
芯ホルダーはおサイフにやさしい筆記具だと思います。
シャープペンと比べると、芯が長いので長持ちです。
鉛筆と比べた場合でも、ロスが少ないですね。鉛筆はある程度まで削ると、短くなりすぎて削れず使えなくなります。
芯ホルダーは芯だけを削るため、爪で挟めなくなる限界ギリギリまで使うことができるエコな文房具でもあるのです。
芯が折れにくい
シャープペンを使っていると、ちょっと紙に引っかかっただけで芯がポキポキ折れるということがありますよね。
芯ホルダーは芯が太いので、簡単に芯が折れたりしません。
意識的に折ろうとして筆圧をかけても、簡単に折れませんでした。
自分に合う筆記用具を見つけるのも立派な試験対策
もう20年くらい前の話になるんですが、浪人生をやっていました。
当時、通っていた予備校の講師が
「普段から試験本番と同じ装備で勉強しよう」
- 本番でシャープペンを使うつもりなら、試験勉強もシャープペンを使う
- 本番で鉛筆を使うなら、試験勉強も鉛筆を使う
という話をしていたことがあったんです。
当時は、特に何も感じなかったのですが、大人になっていろいろ経験値が上がった今、意味がよくわかります。
芯ホルダーに限らず、筆記具は使ったことがないものをいきなり使うと、ものすごい違和感がありますよね。
試験会場に行くと、真新しい鉛筆を何本も並べて、開始時間を待っている受験生が多いですよね。そういう人たちって、普段鉛筆は使っていない人が多いはず。
問題やライバルと戦う前に、自分の違和感と戦わなければならないので、貴重な時間を無駄にします。慣れるまでは、余計に集中力を使うことにもなります。
感覚を養うためにも、準備の段階で使い始める方がいいです。
マークシートの塗りつぶしが早くなる
0.5mm芯のシャープペンと比べての話です。
芯の太さが4倍あるので当たり前のことなんですが、マークシートの塗りつぶしがとても速くなりました。
シャープペンを使っていたときは、塗りつぶすのに何周もペンをグリグリしていましたが、芯ホルダーに変えたら、2~3周で塗りつぶすことができました。
塗りつぶす時間が短くなるので、その分時間に余裕ができます。
問題数が多いものだと分単位で時短になるでしょう。じっくり考えることもできるようになりますし、見直す時間も今までよりとれるようになるので、シャープペン派の人にはオススメです。
注意点
ドロップ式は芯を出すときに注意が必要
ドロップ式の芯ホルダーは、キャップを押している間は芯が出続けます。
芯を出すときは軸を横にした状態でするか、手で押さえてやるようにしましょう。
ノック式比べて芯の長さを細かく調整しやすいことはメリットでもありますが、芯が落下することがあります。
ステッドラーの芯はマークシートに向かない
ステッドラーの替芯はマークシートには向かないと思います。
そう考える理由が2つあります。
- HBの芯が、日本製の芯と比べると硬い
- 紙にのる色が薄いのに、消しづらい
特に二つ目の理由が致命的でした。
色が薄いのに消すのに時間がかかって時間をロスしてしまい、貴重な時間が無駄に・・・
好みはあると思いますが、ほかの芯を使うほうが良さそうです。
オススメ芯ホルダー
僕が実際に使って、良かった芯ホルダー3本と替芯を紹介します。
ステッドラー
ステッドラーは芯ホルダーと太芯シャープペンの2種類。
見た目がカッコいいので、気分で使い分けしてます。
マルステクニコ
ドロップ式の芯ホルダーです。軸は、鉛筆と同じくらいの太さ。
参考:【レビュー】マークシートにマルステクニコが快適な4つの理由
シャープペン 925 35-20
2mm芯のシャープペン。
低重心で書きやすく、持ち手部分にローレット加工がされていて滑りづらいです。
無印良品 木軸2mm芯シャープペン
無印良品の2mm芯シャープペン。
木の質感がよく、木目がキレイです。
参考:【レビュー】無印良品 2mm芯シャープペンの使用感 4つのオススメポイントとは
北星鉛筆の替芯
普段はBの替芯を使っています。
硬すぎず柔らかすぎず自分の手に合うので、ストレスのない書き味です。
おサイフに優しい値段も魅力的ですね。
まとめ
今回は、芯ホルダーをご紹介しました。
シャープペンを使っていて感じるほとんどの不満は芯ホルダーを使うと解決します。
想像以上にフツーのシャープペンでした。
この記事では勉強道具としてレビューしていますが、普段使いもできるので一本持っていると便利ですよ。
ありがとうございました。