こんにちは、足軽こあらです。
万年筆にハマると、外出先でも使いたくなりませんか?
そんな人にオススメなのが、無印良品の『アルミ丸軸万年筆』です。
万年筆は、ボールペンと比べると、デリケートで、しかもいいお値段ということもあって、持ち歩くことが恐ろしい面がある筆記用具
落としたり、なくしたりするのが怖いので、家の中でしか使わない人も多いです。
この万年筆の特徴は、
- 手頃なお値段
- 本体がアルミ製
- 細身の軸
- カートリッジ式
ということ。
これらの特徴は、持ち歩きにピッタリです。
- 持ち歩きに向いた万年筆を探している人
- 万年筆を試してみたい学生さん
- 鉄ペンは硬いと思っている人
- 無印良品の文房具が好きな人
- これから万年筆生活をしてみたい人
製品情報

メーカー | 無印良品 |
商品名 | アルミ丸軸万年筆 |
サイズ | 137×10 |
重量 | 20g |
インク補充方式 | カートリッジ式(欧州共通規格) |
ペン先 | ステンレス |
字幅 | 細字(F)のみ |
価格 | 1,090円 |

持ち歩きに向いている理由
手頃なお値段
万年筆は、一万円を超えるものが珍しくない中で、こちらは千円。いわゆるプチプラ万年筆です。
落としたり無くしたりしても、諦めのつく価格設定ですが、値段の割に見た目もいいし、ペン先が柔らかく書き味もいいです。インクフローも良く、ヌラヌラとした書き味です。
何本か使ってみましたが、どれも品質が安定していて、ちょっとしたプレゼントにも向いています。
本体がアルミ製
万年筆は、神経を使うペンです。
樹脂やプラスチックものが多く、落としたりぶつけたりすると、一発でダメになることもあります。
気をつけていても、長く使えば、キズがついたりたり、ヒビが入ることも珍しくありません。
一方で、アルミ丸軸万年筆の本体はアルミ製で、頑丈な作りになっています。
軽くてキズが付きにくいです。
金属製なので、割れたり欠けたりする心配がありません。
長く使った味は出にくいですが、見た目はキレイな状態が続きます。
細身の軸
万年筆としては、細め。
ジェットストリームとだいたい同じくらいの太さと長さです。
ペンケースに入れてもかさ張らず、手帳のペンホルダーにも差しやすいところもいいですね。
革物との相性がよくて、システム手帳のペンホルダーにささっているとカッコいいですよ。
カートリッジ式
カートリッジ式なので、インク交換が楽です。
吸入式と比べて、突然のインク切れも怖くありません。
欧州共通規格のカートリッジが使えるので、インクの選択肢はかなり豊富です。
出先用で使うなら、ペリカンのブルーブラックがオススメですよ。
実際の使用感
書き味
書いてみて、ペン先の柔らかな書き心地にはビックリでした。
ステンレス製のペン先なのですが、かなりしなる感覚があります。紙に引っかかることもなく、とても柔らかい書き味。
ペン先がよくしなるので、万年筆を使い慣れていない人は、字幅をコントロールできるようになるまでに少し時間がかかると思います。
字幅
線幅は日本製の万年筆の細字としては太めで、一定の太さにコントロールするには練習が必要です。
寝かせ気味に書いたときと、ペンを立てて書いたときの太さに差があり、慣れるのに時間がかかりました。
実際に使ってかんじたこと
いいところ
この万年筆を使っていて感じるいいところは5つ。
- インクのテスト用万年筆として大活躍
- ロングサイズのカートリッジが使える
- 見た目がシンプルでオシャレ
- 細めの軸なのでペンケースに入れても邪魔にならない
- ロングサイズのカートリッジが使える
インクのテスト用万年筆として大活躍
カートリッジ式の万年筆で欧州共通規格のカートリッジが使えます。
国内で手に入りやすいメーカーとして
- ペリカン
- モンブラン
- ウォーターマン
- オート
などがあります。
カートリッジインクは、ボトルインクと比べたら割高と言われますが、普段使いしやすいメインカラーがラインナップされています。
興味のあるインクから試して、気に入ったものを見つけるのに向いています。
ちょっと気分を変えたり、次に使うインクを試すときなどは少量ずつ買うことができるので、失敗が少なくなりますね。
当ブログでは、、万年筆のレビュー記事を投稿するにあたって、この『無印良品アルミ丸軸万年筆』を比較の基準(筆記感、字幅・インクフローなど)として記事を作成しています。
理由として、
- 国内三大メーカー(パイロット・セーラー万年筆・プラチナ万年筆)製ではないこと
- 入手の難易度が比較的低いこと(価格面、無印良品の店舗で買える)
- インクフローが良すぎず、悪すぎないこと
- 実際に数本使ってみて、個体差が小さいと感じられたこと
- ペン先がF(細字)のみであり、比較対象としやすいこと
が挙げられます。
ロングサイズのカートリッジが使える
この万年筆はペリカンやウォーターマンのロングサイズのカートリッジが使えます。
ペリカンのロングカートリッジの容量は1.4cc。
ロングカートリッジ一本でどれくらいの文字数を書けるのか調べたところ、約15,000字でした。原稿用紙で換算すると40枚くらい。A4の書類だと15枚くらい丸写しできるくらいの文字数を書くことができます。
見た目がシンプルでオシャレ
ボディがアルミ製で、シンプルでオシャレなデザインで、制服やスーツスタイル、オフィスカジュアル、普段着、どのスタイルにも合う見た目に仕上がっています。
金属製の飾り気のない万年筆ですが、意外と木目調のものとの相性が良く、机の上に置いてあるとオシャレに見えます。
ローレット加工がされていて滑りづらい

胴軸の持ち手部分には滑り止めの溝(ローレット加工)があります。最近は、シャープペンでこの加工がされた商品が多くなりましたね。
ローレット加工されているものは、チクチクして痛いものもありますが、この万年筆は大丈夫。
グリップ力も申し分ないので、こういう加工がされた万年筆が増えたらいいですね。
細めの軸なのでペンケースに入れても邪魔にならない
軸の直径が10mmと、万年筆の中では細身の仕上がりになっています。
比較してみると、ジェットストリームとほぼ同じくらいの太さでした。
これなら、ペンケースに入れても、場所を取らないのでいいですね。
注意点
一年くらい使ってみてわかった注意点が3つほどありました。
- 握るように持ってしまう
- 字幅のコントロールが難しい
- コンバーターの使用はオススメしない
握るように持ってしまう
細軸ペンの宿命なのですが、やはり本体を安定させるために握りこむようにペンを持ってしまうことが多いです。
万年筆のメリットは手が疲れづらことといわれていますが、この万年筆は無意識に力が入るため長時間使っていると手首が疲れます。
字幅のコントロールが難しい
ペン先がしなるのと、軸の細さが影響して、字幅を一定に保つのが難しく感じます。
ちょっとした力の入れ具合や、握りなおしたりすると字幅が顕著に変わってしまいます。
慣れるのに練習が必要になります。
コンバーターの使用はオススメしない
ネットでレビュー記事を見ていると、ペリカンのコンバーターを付けて好きな色のインクを入れて使うって人が多いです。
この方法、初心者の方にはオススメしません。
なぜなら、高い確率で胴軸のローレット加工の部分にインクが入り込んでしまい、拭いても取れないから。
僕が下手くそなだけかもしれませんが、何度やってもうまく出来ません。
手は汚れて、インクも無駄に消費することになるので、オススメしません。
まとめ
今回は、無印良品の『アルミ丸軸万年筆』をご紹介しました。
お手頃価格で、見た目よしの万年筆です。
大きさがボールペンとほぼ同じなので、持ち歩きにも便利。
金属製の軸なので、壊れる心配をすることなく持ち歩ける点も、ポイントが高いです。
字幅コントロールの練習が必要になりますが、慣れると書き味も悪くない万年筆です。
万年筆沼の入り口にピッタリな万年筆だと思います。
オススメのインクはペリカンのロイヤルブルーです。こちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。

ありがとうございましたぁ。
