こんにちは、足軽こあらです。
今回は、入門用万年筆といえばまず最初に名前が挙がるパイロットの『カクノ』をレビューします。
この記事では、カクノの
- 評判がいい理由を知りたい
- 実際に使った感想を聞きたい
- 使いこなせるか不安
そんな悩みにお答えする内容です。
カクノの最大の魅力は、なんと言っても万年筆では最強クラスのコスパの良さ。
これから万年筆ライフを始める人にも、今までたくさんの万年筆を使ってきた人でも満足感を得られる魅力たっぷりの万年筆です。
初めて使った万年筆は、『カクノ』だという人が続出する理由をしっかりお伝えしていきます。
この記事を読めば、カクノを使ってスムーズに万年筆デビュー出来るので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
カクノはどんな万年筆?
気軽に楽しく使えて、書き味も良いと評判の『カクノ』
千円で買えるお手軽万年筆の定番で、元々は子ども用万年筆として発売しましたが、入門用万年筆として不動の評価を得ています。
入門用万年筆として有名ですが、ベテランユーザーにも高く評価されていて、価格の割に品質が高く、値段に見合わない書き味の良さに定評がある万年筆として認知されています。
万年筆とのはじめての出会いが、大切なものとなるように。
カクノはそんな思いから生まれました。
シンプルだけれど、どこかかわいらしい。
その形には、「書くこと」へ自然と導くさまざまな工夫がつまっています。
こどもから大人まで、きっと書くのがたのしくなる。万年筆、カクノ。
パイロット公式サイトより引用(https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/)
製品のコンセプトがこんな感じなので、僕も楽しく使わせてもらってます。
僕は、インクテスト用の万年筆として使ってます
カクノの評判がいい理由
カクノの良さ
- ペン先のクオリティが高い
- コンバーターが使える
ペン先のクオリティが高い
カクノに搭載されているペン先は、コクーンやプレラと同じ。
つまり、3,000円クラスの万年筆の書き味を、1,000円前後の低価格で楽しめるということなのです。
子ども向けとして比較的低価格で売られていますが、質の面では中堅クラスの製品に充分に対抗することが出来るのです。
コンバーターが使える
発売からしばらくの間、カクノはカートリッジ式の万年筆として売られていました。
カートリッジインクには、交換が簡単であるというメリットがある反面、インクの色数が限られるというデメリットがあります。
(参考:【インク沼】インクカートリッジを使うメリット 4選)
パイロットのカートリッジは独自規格なので、他社製品は使えません。
最近になって、色彩雫のカートリッジインクが発売になりましたが、それでも色数は限られます。
好きな色が使えないと、すぐに飽きて使わなくなります。
コンバーターがあれば、カートリッジではできない組み合わせを試せるので、使えるインクが増えて万年筆生活をより楽しむことが出来ます。
カクノのは、CON-40が使えるので、一つ用意しておくと楽しみ方の幅が広がります。
カクノの注目ポイントとお手入れの方法
ここからは、カクノの注目すべきポイントを解説していきます。
- ペン先
- 見た目
- 書き味
- キャップ
- カクノのお手入れ方法
読み飛ばしても大丈夫なので、気になるところから読んでみてください。
ペン先
ペン先はステンレス製、いわゆる鉄ペンです。
太さは極細字(EF)、細字(F)、中字(M)の3種類があります。
万年筆がいつも笑顔を向けてくれるので、使っていると楽しくなってきます。
カクノのペン先には笑顔の刻印が施されていて、子どもには笑顔を見ながら書くんだよと教えるとペンの正しい持ち方が身に付きます。
ペン先の顔が見えると正しく持てているというのは、わかりやすいポイントですね。
このペン先は、コクーンやライティブと同じものが使われているので、安価といえども書き味に妥協はありません。
グリップ(持ち手の部分)が緩やかな三角形になっていて、指を添えれば自然に正しい持ち方になります。
見た目
本体はプラスチック製なので、全体の見た目は金額並み。
胴軸の色は3種類(透明、白、グレー)です。
キャップのカラーバリエーションが豊富で、好みの色が選べるので、使いたいインクの色に合わせて用意することなんていうこともできます。
ペン先の種類も3種類なので、字幅に合わせて軸の色かキャップの色を変えると、見分けがつきやすくなりオススメ
- 透明軸 EF
- グレー軸 F
- 白軸 M
こんな感じで使い分けると分かりやすいです。
書き味
安いと言えども万年筆なので、筆圧をかけなくてもスラスラと書くことができます。
一般的に、万年筆は字幅が細いものほど、カリカリ感が強くなります。
この点はカクノも同じ。
EFはやっぱりカリカリ感を感じますが、インクフローがいいので字が擦れることはないです。
反対に、滑らかな書き味の方がいいという人にはMをオススメします。
Mを選ぶとサラサラと書けて字も太すぎないので、初めて万年筆を使う人も、Mを選ぶのがオススメです。
キャップ
キャップに回転防止のポッチが付いてますが、クリップがありません。
ペンケースに入れるときは問題ありませんが、ポケットに入れて持ち歩くのはあまり向いてないです。
上の写真の白い部分はインナーキャップです。
インナーキャップが首軸にパチンと嵌まって閉まる構造になってます。
外側のキャップには、誤飲したときのために、穴が空いています。
カクノはインクが乾きやすいというレビューが多いのは、この穴の影響が大きいです。
安全のためなので、仕方ないんですけどね。
どうしても気になるなら、ボンドで穴を塞ぐって方法がありますよ
カクノのお手入れ方法
万年筆は、洗うもの。
普段、ボールペンしか使わない人にとっては、『はぁ?』って話だと思います。
- インクの色を変えるとき
- しばらく使わないとき
- インクが乾いて書けなくなったとき
には、水で洗いましょう。
必要なものは、コップと水(ぬるま湯)だけ。とっても簡単です。
具体的にどうやって洗うかは、文章で説明するよりも、動画で見たほうがわかりやすいので、こちらを参考にするといいですよ。
まとめ
今回は、入門用万年筆のド定番商品、パイロットの『カクノ』をご紹介しました。
あらためて、カクノはこんな人にオススメです。
- これから万年筆を使ってみようと思っている人
- 手軽に気軽に使える万年筆を探している人
- 字をたくさん書く人
また、カクノは勉強道具としても優秀です。
万年筆で勉強するメリットはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
特に、自分好みのインクで勉強するとモチベーションが上がりるので、オススメですよ。
僕も、万年筆を使って資格の勉強をするときに使っています
ぜひ、勉強するときに使ってみてくださいね。
ありがとうございましたぁ。