札幌〜函館を特急北斗で移動して感じたこと|3時間半の列車旅も旅の一部だった
2026年6月、家族で函館へ向かうために、特急北斗へ乗りました。
特急に乗るのは約10年ぶりです。
札幌から函館までは約3時間半。
数字だけ見ると少し長く感じますよね。
実際、出発前は「ちょっと長いな」と思っていました。
けれど、実際に乗ってみると、その3時間半も含めて函館旅行だったように思います。
今回は札幌から函館まで特急北斗に乗って感じたことを、旅の記録として残しておこうと思います。
3時間半の移動は正直長いと思っていました

飲み物とおやつを買い込み、新札幌駅へ
出発は朝。
車内販売がないことは事前に知っていたので、飲み物とおやつをコンビニで購入してからホームへ向かいました。
子供の頃は列車に乗っていると車内販売が回ってきて、お茶を買ったり、お菓子を買ったりできましたよね。
当時を知っている世代としては、少し時代の変化を感じます。
とはいえ、事前に好きなおやつを選べるのは悪くありません。
そんなことを考えながら列車を待っていました。
8時51分、函館へ向けて出発

定刻どおりに列車は出発。
窓の外には見慣れた札幌の景色が流れていきます。
しばらくすると右手にエスコンフィールドが見えました。
旅行の始まりらしい景色です。
普段は車から見るエスコンフィールド。
今回は列車から。
この日は天気が良かったからか、朝から屋根が開いていました。
普段とは違う景色をみると、まだ函館は遠いはずなのに、少しだけ旅に出た実感が湧いてきます。
登別でまだ1時間。函館は思ったより遠かった

出発してからしばらく経ち、登別へ到着。
そろそろ結構進んだかなと思って時計を見ると、まだ1時間ほどでした。
札幌から函館はやはり遠い。
改めてそう感じた瞬間でした。
数字では知っていたはずなのに、実際に乗ってみると距離感は少し違います。
東室蘭を過ぎると列車旅の空気が変わります
洞爺あたりでようやく中間地点が見えてくる
東室蘭を過ぎ、洞爺湖周辺まで来ると、ようやく旅の折り返し地点が見えてきます。
ここまで来ると少し気持ちが楽になりました。
とはいえ、まだ函館までは距離があります。
目的地へ向かう途中という感覚が続きます。
海霧で真っ白になった車窓
この日は海霧が出ていました。
札幌ではあまり見る機会がない景色です。
最初は少し珍しく感じて、何度か窓の外を眺めていました。
ところが、しばらくすると景色のほとんどが白く霞んだ状態になります。
札幌はあまり霧が出ない。
珍しい景色ではありましたが、ずっと続くと変化が少なくなります。
景色の変化が少なくなり、少し時間を持て余し始める
東室蘭を過ぎると、山と海が続く北海道らしい景色になります。
ただ、今回の旅では海霧の影響もあり、車窓を楽しむ時間はそれほど長くありませんでした。
景色を眺める時間が減ると、自然とスマホを見る時間が増えていきます。
ここから先は、思っていた以上に暇つぶしが大切な区間でした。
暇つぶしに頼ったスマホが思わぬ落とし穴でした
昔の列車旅と違い、車内販売はもうない
昔なら車内販売で飲み物を買ったり、お菓子を選んだりしていたかもしれません。
それだけでも良い暇つぶしになっていました。
けれど今は車内販売がありません。
事前に買った飲み物やおやつを食べ終えると、少し手持ち無沙汰になります。
気付けばスマホを見る時間が増えていた
スマホで調べものをしたり、SNSを見たり、写真を整理したり。
少し暇になるたびにスマホを手に取っていました。
ただ、東室蘭〜新函館北斗間は、場所によってソフトバンクの電波が不安定になるところがありました。
一時的に圏外になるエリアもあり、通信状況は決して安定しているとは言えません。
フル充電だったのに五稜郭駅では30%を切っていた
出発前、スマホはフル充電でした。
だから充電についてはまったく心配していませんでした。
ところが五稜郭駅に到着した頃には、充電残量が30%を切っていました。
これは正直想定外でした。しかも、座席には充電用のコンセントやUSBポートはありません。
景色を撮ったり、調べものをしたり、通信状況の悪い場所でスマホを使ったり。
いろいろな要因が重なった結果だと思います。
函館に到着してからも地図や写真撮影でスマホを使うことを考えると、電池の残量はかなり心細い。
北海道の列車旅はモバイルバッテリーはあった方が安心だなと思いました。
今回の旅で一番意外だった出来事かもしれません。
帰りの列車では過ごし方が少し変わりました
大沼公園を過ぎたあたりで少し眠っていた
帰りの特急北斗では、行きとは少し過ごし方が変わりました。
旅の疲れもあったのでしょう。
大沼公園を過ぎたあたりから長万部付近まで、気付けば眠っていました。
3時間半という移動時間は長く感じますが、少し眠るだけでも体感時間は大きく変わります。
起きてからは旅のメモをまとめていた
起きてからは、今回の旅行で感じたことをメモにまとめていました。
行きの列車でスマホの充電が大きく減った経験があったため、ゲームアプリを含めて、帰りはなるべく通信を使わないように意識していました。
現地でモバイルバッテリーを買うことも考えましたが、結局購入はしませんでした。
行きの経験が帰りの時間を少し快適にしてくれた
帰りの列車では、あらかじめ準備していた質問リストを使いながら旅行の振り返りをしていました。
前日のうちに質問項目を整理しておいたので、通信を使わなくても十分に時間を過ごせます。
行きは時間を持て余していた場面もありましたが、帰りは旅を振り返る時間として活用できました。
同じ3時間半でも、過ごし方によって印象はかなり変わるものだと感じました。
実際に乗ってみて分かったこと
飲み物と軽食は事前に用意した方がいい
車内販売がないため、飲み物や軽食は事前に購入しておくのがおすすめです。
3時間半は思っているより長く感じます。
動画はダウンロードしておくと安心
電波が不安定になる区間もあります。
動画を見る予定なら、事前にダウンロードしておくと安心かもしれません。
モバイルバッテリーはほぼ必須
今回の経験から言うと、モバイルバッテリーは持って行った方が安心です。
フル充電だから大丈夫だろうと思っていましたが、結果的にはそうではありませんでした。
電源やUSBポートはない
少なくとも今回利用した車両には、スマホを充電できる設備はありませんでした。
新幹線や最新の特急列車に慣れている方は、事前に確認しておいた方がいいと思います。
時間を持て余す場面はあった。それでも楽しい列車旅でした
揺れは少なく、移動そのものは快適だった
3時間半という時間は決して短くありません。
途中で少し時間を持て余した場面もありました。
それでも列車の揺れは少なく、移動そのものは快適でした。
座席の間も飛行機や車と比べたら広くて、ちゃんと足も伸ばせます。
長距離移動にありがちな疲労感も思っていたほどではありませんでした。
3時間半も含めて函館旅行だったと思う
もしもう一度函館へ行くとしても、また特急北斗を選ぶと思います。
時間だけを見れば少し長い。
けれど、その時間の中には景色を眺める時間もあり、暇を持て余す時間もあり、旅を振り返る時間もありました。
函館に向かう時間も、札幌へ帰る時間も含めて今回の旅行だった。
3時間半は確かにちょっと長いけれど…
北斗の車窓を眺めながら過ごした時間は、思っていたより悪くない時間でした。

