旅行に行くまで函館はコンパクトな街だと思っていました。

市電も走っているし、主要な観光地も比較的まとまっている印象。札幌に住んでいると、函館は「歩き回る観光地」というより、「路面電車でのんびり巡る街」というイメージでした。

実際に訪れてみても、その印象は大きく外れていません。

ところが、旅行の最終日。

金森赤レンガ倉庫から函館駅へ向かって歩いている途中で、ふと考えが変わりました。

「函館って思ったより歩く街だな」

そんなことを感じました。

函館はコンパクトな街だと思っていた

今回の函館旅行は2泊3日。

五稜郭、元町、金森赤レンガ倉庫、函館朝市など、定番の観光スポットを中心に回りました。

移動そのものに不便さは感じなかったです。

市電も使いやすく、観光地同士のアクセスも良い。

実際、函館は思っていたよりコンパクトな街でした。

ただ、それと「歩かない街」は別の話です。

観光スポットの間には意外と距離がありました。

しかも函館は坂が多い。

距離だけでは分からない疲労感が少しずつ積み重なっていきました。

実際に歩いてみると足を使う場面が多かった

五稜郭周辺は思っていた以上に広かったです。

五稜郭タワーに上り、奉行所を見学し、その周辺を歩くだけでもそれなりの距離になります。

元町エリアも同じ。

八幡坂周辺は景色が有名ですが、実際に歩くとまず感じるのは坂道が多く、急なこと。

写真で見ると綺麗な街並みだけど、歩く側としてはそれなりに足を使いました。

そして一番「歩いたな」と感じたのは最終日でした。

函館朝市を見たあと、市電で十字街へ移動し、金森赤レンガ倉庫周辺を散策したときのことです。

気付けばかなりの距離を歩いていました。

特に金森赤レンガ倉庫から函館駅まで戻る道のりは、思った以上に長かったかな。

普段から歩く習慣がある自分の疲れ具合はそれほどでもありません。

でも、一緒にいた両親は違いました。

親との旅行だから気づけたこと

普段から一日に一万歩以上歩くことが多いです。

今回の旅行も平均すると七千〜八千歩程度だったと思います。

そのため、自分自身はそこまで疲労を感じなかった。

しかし両親はあまり歩く習慣がありません。

特に母は毎晩サロンパスを足の裏に貼って寝ていたと話していました。

最終日になると父にも疲労の色が見え始めていて…

金森赤レンガ倉庫から函館駅へ戻る途中のことでした。

母が足を攣りそうだと言い始めたんです。

ちょうど近くにハセガワストアとセイコーマートが一緒になった店舗があったので、

「イートインがあるかもしれないから少し休もう」

と提案しました。

まだお昼前。

帰りの特急は15時発なので、時間にはまだ余裕があります。

ここから先もまだ歩く。

少し座るだけでも違うはず、と思ったんです。

ところが母は首を縦に振らない。

「喫茶店ならいいけど」

と返してきました。

いや、そうじゃない…。

今は休むことが大事なんだけどなと思いました。

結局、そのまま函館駅まで歩くことに。

頑張るところじゃないんだけどなぁ…

そんなことを考えながら歩いていたのを覚えています。

荷物を減らした判断は正解だった

今振り返ると、最終日の朝の判断は正しかったと思っています。

ホテルをチェックアウトしたあと、最初に向かったのは函館駅。

観光ではなくコインロッカーが目的でした。

旅行中に使わない荷物を預けようとしていました。

そのおかげで、函館朝市から金森赤レンガ倉庫周辺を回り、函館駅へ戻るまでの間は、三人とも肩掛けバッグだけで行動できました。

もしキャリーケースや大きな荷物を持ったまま歩いていたら、疲労感はもっと大きかったはず。

若い頃なら気にしなかったかもしれない。

だが、親との旅行では話が変わります。

移動距離だけではなく、荷物の重さも旅の快適さに大きく影響しますよね。

函館旅行を考えている人は、歩きやすい靴と同じくらい、荷物を軽くすることも意識してみると良いかもしれませんね。

函館は大人の旅行にちょうどいい街だった

函館は思った以上に歩く街でした。

ただ、それは決して悪い意味ではありません。

景色を眺めながら歩き、気になった店に立ち寄り、寄り道を楽しむ。

そんな旅のスタイルにはよく合っています。

今回の旅行で印象に残ったのは、歩いた距離そのものではなかった。

一緒に旅をする人の体力やペースを考えるようになった自分自身だったと思います。

若い頃なら、自分が歩けるかどうかしか考えていなかったかもしれないです。

でも今は違います。

今後、親と旅行する機会もそう多くはないかもしれないので…

だからこそ、みんなが無理なく楽しめるペースで過ごすことの大切さを感じました。

また一緒に旅行するときは、もう少しゆっくり余裕あるペースで函館の街を歩いてみるのがいいかもしれないですね。

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